寳金剛寺

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仏 具
Ritual Implements

 

金剛五鈷杵
Buddhist prayer sword(Five-pronged)

空海が唐から持ち帰ったとされる密教法具の金剛杵(こんごうしょ)は、もともとは古代インドの神々が持つ武器でありましたが、修法の場から魔を払い煩悩や苦悩を打ち破る密教儀式の代表的な法具となりました。当山には唐からの請来品をはじめ鎌倉、室町期などの密教法具が遺されており、修法の歴史を伝える貴重な寺宝となっております。
この金剛五鈷杵(こんごうごこしょ)は作風・保存共にきわめて良好で把(つか)には鬼面が表現されています。摩滅少なく彫と鍍金も見事な寺宝です。太造りで力強い点、張りがあって明快な点等に鎌倉時代の特徴が窺われます。 長さ17.8cm

 
 
 
 
 
銅造五鈷杵

銅造五鈷杵
Buddhist prayer sword(Five-pronged)

本来の武器的な鋭利感を伝える稀少品です。中央杵・四鈷とも異様に細く、独特の曲線で表現されている貴重な寺宝です。 年代を推定する明快さに欠けるものの唐からの請来品と伝えられます。 長さ20.0cm

 
 
 
 
銅造九鈷杵

銅造九鈷杵
Buddhist prayer sword(Nine-pronged)

大威徳明王法で使用される稀少品。把に鬼面が表現されています。重厚感や剛健さに乏しいですが丁寧でよくまとまり、鎌倉期の作風を伝える珍品です。 長さ17.5cm

 
 
 
 

七官青磁 香炉
Ancient Chinese Censer

青磁浮牡丹文袴腰大香炉 中国の龍泉窯(りゅうせんよう)で焼かれた青磁で袴腰の器形がきわめて低い大口径の香炉です。胴部に浮牡丹の唐草文がめぐらされております。
保存良好な優品で、中国元時代風の特色を呈するものの、明時代に入ってからの焼成と思われます。
高さ12.7cm 胴径30.8cm

青磁香炉
青磁香炉

七官青磁 香炉
Ancient Chinese Censer

青磁浮牡丹文袴腰大香炉 中国の龍泉窯(りゅうせんよう)で焼かれた青磁で袴腰の器形がきわめて低い大口径の香炉です。胴部に浮牡丹の唐草文がめぐらされております。
保存良好な優品で、中国元時代風の特色を呈するものの、明時代に入ってからの焼成と思われます。
高さ12.7cm 胴径30.8cm

 
 
 
 
 

仏 塔
Stupa

春建武古碑 春建武古碑
 
 
 
 
建武古碑

建武古碑
Kenmu Kohi

市指定重要文化財。建武5年(1338)建立。寺の裏山中腹、旧墓地にあった板碑で平成20年に寳金剛寺境内の墓地の一角に移設されました。
板碑には、阿弥陀(キリーク)、観音(サ)、勢至(サク)の三尊を表す梵字が刻まれております。
このような板碑は鎌倉時代以降、武蔵国を中心に普及し、秩父の青石で造られた板状の石塔婆が典型とされておりました。
しかし、地方では石材の関係上、形・彫り方・意匠など規格を離れた様式が見られ、この板碑はその好例で、相模型板碑と呼ばれ手近な根府川石をそのまま塔婆に利用し豊かな地方色を表現しております。
建立の目的は主として死者の往生と仏果を本願とした浄土教信仰を示すものと考えられております。

 
 
 
 
 
 
舎利塔
大日如来
 

木造 舎利塔
Sharito and Small Dainichi Nyorai

宝篋印塔がのちに舎利塔として転用されたものと思われます。 全体に良くまとまっており、部分の仕上げも入念で、細かく分解可能な各段の透彫や浮彫など精緻にできております。
近世の良質な工芸技法が窺われる貴重な寺宝です。明暦3年(1657)建立。
塔身には金剛界の大日如来像(像高6センチ)が安置されております。

 
 
 
 
 
宝篋印塔
三重石塔 三重石塔
 

中世の石塔類
Stone Stupa

境内には室町期の五輪塔や宝篋印塔(ほうきょういんとう)、板碑、江戸初期の地蔵仏など歴史的に貴重な石塔類が数多く残されております。
写真左の宝篋印塔は応永15年(1408)の銘が確認できます。写真右の三重石塔は銘がなく造立年代は不詳ですが、佇まいからは長い歴史が感じられます。

中世の石塔類
Stone Stupa

境内には室町期の五輪塔や宝篋印塔(ほうきょういんとう)、板碑、江戸初期の地蔵仏など歴史的に貴重な石塔類が数多く残されております。
上写真の宝篋印塔は応永15年(1408)の銘が確認できます。下写真の三重石塔は銘がなく造立年代は不詳ですが、佇まいからは長い歴史が感じられます。

 
 
 
 
 
 
 
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